責任を持ってペットを飼うこと

一人暮らしの寂しさを癒してくれるペットですが、安易な気持ちで迎え入れるべきではありません。ペットの終生にわたって面倒を見る必要があるので、途中で投げ出さないことが鉄則です。ペットの飼育を続けるためには、体力と時間、経済的な余裕が必要です。また一人暮らしをしていると、ペットが病気になったときにすぐ対応できない可能性が出てきます。例えば、自身が出勤する間際になってペットの様子がおかしくなる状況も考えられるでしょう。

ペットの譲渡会では、一人暮らしをしている人に対しての譲渡を消極的に考えているところもあります。自分自身が病気で入院する状況になったとき、ペットの面倒を見られなくなるなどが一因です。看護師には不規則なシフトで働いている人もおり、こうした人は生活リズムが崩れやすい傾向があります。ペットは癒しを与えてくれますが、飼うからには相応の責任を伴います。一時の感情にまかせて飼うというパターンが最も失敗を招きやすいです。

飼い続けられるかどうか確かめるためには、体験飼育から始めてみるのがいいでしょう。譲渡会では1週間などの期間を設け、体験したあとで譲渡を受けるか決められるところがあります。ペットショップで購入する場合は、飼い続けるのが難しくなってもショップ側では対応してくれません。ペットを飼い続けるには体力が必要なので、体力的な衰えを感じているならば難しいです。命を迎えるからには相当な覚悟が必要なので、少しでも迷いがあるならば飼わないようにしましょう。